2017年5月29日月曜日

認知症を認知と略してはいけません

痴呆症から痴呆に
「痴呆」は、“ 愚かな” と “ボンヤリ ”の意味
「症」は、“ 病気のようす ” の意味



この “ 症 ”を略され痴呆が定着し、差別的な意味合いが更に強くなってしまう。



平成16年に痴呆症から認知症に。



またも、認知症から認知に

「認知」
goo国語辞書によると
1 ある事柄をはっきりと認めること。
2 婚姻関係にない男女の間に生まれた子について、その父または母が自分の子であると認め、法律上の親子関係を発生させること。
3 心理学で、知識を得る働き、すなわち知覚・記憶・推論・問題解決などの知的活動を総称する。


認知という言葉は上記の意味で正しく以前から使われていました。


しかし痴呆症が認知症になってすぐ “ 認知症 ” を略して “認知 ” という言葉が日常で使われ、福祉業界ではすっかり定着しています。

記憶障害がある方を認知と称する。不可解です。

さらには、理解のない人が認知症の症状のある方を「認知が入ってる」と称されます。
病気の症状を「入ってる」と言う認識はどういった意味でなのか?不可解てす。

そして以前から認知と付く言葉が多くあります。しかし福祉業界の人が “ 認知 ” と聞いて若干混同混乱されてるようです。


認知症の意味でない認知 ⇒ 認知 認知機能 対人認知 認知心理学 認知科学 認知療法 社会的認知 空間認知 視覚認知


上記の認知は心理学など福祉業界と近い業界で使われている言葉なので私たちが参加するような福祉系の研修でも見聞きします。

そこで認知を認知症と思い込み内容を勘違いされて覚える方がおられます。せっかくなのにもったいないです。


こうした例が増えてまた誤解しやすい略し方が往行すると認知症の名前がまた変わるかもしれませんね。略さず “ 認知症 ” を使いましょう。


ではではへいへーい

0 件のコメント:

コメントを投稿