人間は欲求が常にあるのが正常ですね。
欲求にも段階があるのはご存知でしょうか?
もしあなたが無人島に1人流れ着いた時を想像して下さい。
どの状況でも排尿排便はしたくなるでしょう。無人なのでしたい時に辺りでします。
もちろん腹も減り喉も乾きます。毒があるかもしれませんが魚や貝を取って飢え死にを防ぎます。水たまりや池の水を飲むでしょう。
時間がたてば眠たくなります。獣がいるか分からないので仮眠が続きます。
これが生命を維持するための第一欲求です。
安定して食事をとりたい。魚や獣を狩りではなく罠で取ったり、保存を考え調理します。
気温に合った服を着たい。葉や革や貝で服を作るでしょう。
獣が入ってこない安全な場所を確保したい。囲いを作り家のような場所を作ります。
安全を確保して安心した時間を持ちたいのが第二欲求。
安全が確保されると人恋しくなります。
家族といたい。話しがしたい。誰かと一緒にいたい。家族の絵を書いたり人形をつくります。更には代替えとして食べようと捕まえた獣を飼ったりします。
所属と愛を求めるのが第三欲求。
所属と愛を求めるのが第三欲求。
自分の空間が出来ると次は、孤島で独り王様のような振る舞いになったり、ペットを家族の様にかわいがったりします。
周りに自分を認めて欲しいという気持ちが第四欲求。
王様になったのにやっぱり自分の居場所ではない。ここには自分が求めるものはないと安定した生活が出来る孤島を離れイカダを作り島を出ようとします。
自己実現の欲求が第五欲求。
上記はトム・ハンクス主演の「キャストアウェイ」という映画の内容です。人間の欲求の過程をそのまま映画にされたようです。
日本を含む先進国では第三~四欲求まで満たされることが割と容易にできます。(人格障害の方は難しいかもしれませんね)
しかし高齢で認知症となられた方には第一欲求から第五欲求が錯綜します。そのことを理解しておくとその人の不可解な行動も、欲求のスムーズな流れが取れず障害から難しくなっているのだと納得ができます。
へいへーい
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