認知症介護のテスト 基礎知識 解答編

Ｑ1　差別的な意味合いがあるために痴呆症から認知症と名称が変わった。

Ａ1　①はい　痴呆とは愚かな行為をする人という意味。最近は認知症を「認知」と略す言い方があらたな問題になっている。

Ｑ2　厚生労働省によると日本の認知症患者数は2012年時点で約462万人以上である。

Ａ2　①はい

Ｑ3　2025年には、認知症患者数は700万人前後に達するとされている。

Ａ3　①はい

Ｑ4　現在日本は高齢化率21％以上の超高齢社会である。

Ａ4　①はい　高齢化社会7～14％　高齢社会14～21％　平成27年で日本は26.7％　他国で超高齢社会はない

Ｑ5　若年性認知症とは40～60歳の働き盛りで認知症が発症した場合をいう。

Ａ5　②いいえ　20歳以上65歳以下の全て。

Ｑ6　認知症のもの忘れは体験した全体が抜け落ちたように忘れるので思い出すことが困難である。

Ａ6　①はい　記憶障害による症状

Ｑ7　認知症とは、もともと正常に発達した知能がその後の病気や障害によって持続的に低下した状態のことである。

Ａ7　①はい　上記の文は定義として説明されている内容です。

Ｑ8　生活習慣病になると認知症になる確率が増加する。

Ａ8　①はい　肥満2.09倍　高血圧1.97倍　高コレステロール1.89倍　なりやすいというデータもある。

Ｑ9　認知症で必ず現れる症状を中核症状という。

Ａ9　①はい

Ｑ10　生活習慣・生活環境・脳の器質的要因によって個人差で現れる場合がある症状を行動・心理症状(周辺症状：ＢＰＳD)という。

Ａ10　①はい

Ｑ11　認知症の中には治る種類もある。

Ａ11　①はい　硬膜下出血　脳腫瘍　正常圧水頭症　脳炎　ビタミンＢ12欠乏症　などは適切な治療で治る可能性がある。

Ｑ12　認知症の原因となる疾患で最も多いのは脳出血や脳梗塞などからの脳血管性認知症である。

Ａ12　②いいえ　アルツハイマーが一番多い　次いで血管性　3番目にレビー小体型　とされるデータが多いが、まだまだ適切な診断は難しく統計を取った機関によって曖昧さがある。

Ｑ13　パーキンソン病は必ず認知症を伴う。

Ａ13　②いいえ　必ずではない30～40％で認知症を伴う。パーキンソン症候群と混同のないように注意が必要。

Ｑ14　認知症で必ず現れる症状としてあてはまるものを選びなさい。(複数可)

Ａ14　①記憶障害　②認知機能障害(認知障害)

Ｑ15　認知機能障害(認知障害)に当てはまるものを選びなさい。(複数可)

Ａ15　①失語　②失認　③失行　④実行機能障害　⑤見当識障害

Ｑ16　次の説明文に当てはまる用語を選びなさい。「記憶障害、理解力と判断力の低下のために、時間、場所、人物の見当がつけられなくなる」

Ａ16　⑤見当識障害

Ｑ17　次の説明文に当てはまる用語を選びなさい。「言葉を見つけ出す、言葉を理解することの障害」

Ａ17　④失語

Ｑ18　次の説明文に当てはまる用語を選びなさい。「運動機能が損なわれていないのにもかかわらず、動作を行うことが出来なくなること。」

Ａ18　⑤失行

Ｑ19　次の説明文に当てはまる用語を選びなさい。「視知覚機能がそこなわれていないのにもかかわらず、対象物などを理解したり、把握できなくなること。」

Ｑ19　③失認

Ｑ20　次の説明文に当てはまる用語を選びなさい。「計画を立て、組織化する、順序立てる、抽象化するといった、物事を具体的に進めていく能力が損なわれること」

Ｑ20　①実行機能障害

Ｑ21　認知症の薬として処方されるものを選びなさい。(複数可)

Ａ21　③リバスタッチ　④メマリー　⑤アリセプト

Ｑ22　ＭＣＩとは軽微な認知機能の低下が認められ、日常生活の自立が困難な状態のことである。

Ａ22　②いいえ　認知機能（記憶、決定、理由づけ、実行など）のうち1つの機能に問題が生じてはいるが、日常生活には支障がない状態のこと。

Ｑ23　認知症の人とのコミュニケーションでポイントとなるものを選びなさい。(複数可)

Ａ23　①一度にたくさん伝えない　④笑顔などの非言語コミュニケーションを有効に使う⑤説得ではなく納得をするよう心がける

Ｑ24　行動・心理症状の予防・改善として考えられる適切なケアを選びなさい。(複数可)

Ａ24　①生活環境の整備　②ストレスの軽減　③簡潔な情報伝達　④受容的傾聴　⑤物忘れを責めない対応

Ｑ25　生活環境とされるものを選びなさい。(複数可)

Ａ25　①季節や時間や気温や明るさなどの自然環境　②なじみの店や近隣状況などの地域環境③手すりの位置や愛着品などの住環境　④介護者や顔なじみなどの人的環境　作業環境とは労働環境の分野である。