理念とは
「ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え」大辞泉より
事業所には必ず理念を設けるようにとされています。
なぜ理念は必要なのでしょうか?
ただ、有意義な理念がないと事業所の目標が明確にならず、そのうち私たちは「この仕事はなんなんだ!?」と疑問に持ったり、おのおの独自で仕事に意味づけをしていくでしょう。
理念を定着できる方法を提案したいと思います
まずは
小集団で新しい意見や公平な意見を集約できる方法のブレインストーミング法(BS法)を使いますので内容をお伝えします。
BS法の手順
問題点や議題を1つ用意します。
①5~8名のグループを作る。
①5~8名のグループを作る。
②進行役を決める。
③各自でポストイットへ自由奔放にアイデアや意見を記入し書き溜める。
④1人一枚ずつ読み上げ模造紙へ貼り付けて行く。ポストイットが回し発表する。
⑤似ているポストイットの意見を7つにグループに分ける。
⑥7グループごとに形容動詞・形容詞などを付けてそのグループに題名を付ける。
⑦全体をまとめた題名を1つ付ける。
BS法のルール
・人の意見を否定、批判しない。
・より多くの意見を出す。同じ意見でも出してOK。
・パスは2回。パス2回目以降は出た意見で賛同できるものを新たに記入する。
BS法の効果
・何らかの解決策を手に入れることができる。
効果の強弱や時間の掛かる度合いはありますが問題解決策を設ける事が出来ます。
・参加者の創造性が成長する。
ブレインストーミングの創造的な雰囲気を何回か繰り返して体験することによって、創造的な態度や思考を体得していくことができる。
・チームワークが強化される。
否定せず聞く事を大切にする話し合いのブレインストーミングを数回体験することによって、チームとしての結束が固まり、一体感や仲間意識が強くなるという効果も期待できる。
事業所の理念を考える
議題を
「もしあなたが認知症となったらどのような生活を送りたいですか?」
をお題にしてBS法を用いて事業所メンバーで行ってみて下さい。
そして
「⑦全体をまとめた題名」と事業所の理念と共通のイメージを見つけて下さい。言葉とイメージがそろえば、1つのケアに対してもその事業所にとって何が正解かを照らし合わせてくれるものになります。
更には副題として「⑥7グループごとの題名」があり、どの方向に向かうのかを教えてくれるものになります。
まとめ
事業所理念 ⇒ 部門目標 ⇒ 部署目標 ⇒ 個人目標
・全てに整合性を持つこと。
・現場に近づくほど具体性を持ち定期的な見直しも必要。
・理念に具体性を持たせイメージしやすく各個人が独りよがりにならないようにチームとしてケアを進めることが大切。
あなた個人としては認知症介護の理念をお持ちでしょうか?へいへーい
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