家族って…
息子娘だけではない。妻夫、兄弟姉妹、孫、いとこ、親
平均世帯数 2.49人
核家族世帯(夫婦子供)35.4%
単独世帯(独り暮らし)27.1%
三世代世帯 18.4%
核家族・単独は上昇、三世帯は下降している。
要支援・要介護者の世帯の状況は「子供が看る」に加え「配偶者、兄弟、地域が看る」へと以前と大きく変化しています。
介護者家族がどのような心理ステップを受けるのか
第1ステップ 「とまどい・否定」
行動の変化はわかるが、それらの行動が病気からきているということを納得てきない。
悩みも肉親ですら相談できず、周囲からの理解も得られない。
第2ステップ 「混乱・怒り・拒絶」
認知症という病気の理解が不十分なため、うまくいかない介護状況からの混乱や、「なぜ自分だけが・・・」という怒りもあり、BPSDの諸症状から、精神的・身体的に疲労困憊となり、拒絶になっていく。
一番つらい時期。医療・福祉サービスなどを積極的に利用することで乗り切る。
第3ステップ 「あきらめ・または割り切り」
怒りや拒絶からは何も生まれないと気付き始め、「なるようにしかならない」と開き直り、以前と同じような症状でも軽く受け止めるようになっていく。
第4ステップ 「受容」
「やれるだけのことはやった」と自分なりに納得したケアへと心が満たされていく。
認知症に対する理解が深まって、認知症の人の心理を自分自身に投影できるようになる。
あるがままのお年寄りを家族の一員として受け入れることができるようになる。
良く似た経過をたどる物を1つ紹介したいと思います。
エリザベス・キューブラー=ロス(精神科医)によると、死を目前にした人が死を受け入れる5つの段階(死の受容のプロセス)があるとされています。
(1) 否認
自分の迫った死を「間違いだ」「私の事ではない」と認めず否定します。納得できる答えを求めて医師巡りすることも。
(2) 怒り
「どうして私が!」と怒りや恨みの感情が湧きます。まわりに当り散らすことも。
(3) 取引
「大金を出す代わりに病気を治して」と神や医師に取引をはじめることも。
(4) 抑うつ
「何をしてもムダなんだ」と諦めの感情で無気力に。心の病気にまでなると自死に向かいやすいことも。
(5) 受容
冷静に自分が死に向かうことを受け入れる。「病気と共に」と自分らしい生き方を探すように。
認知症介護とは大きな負担とストレスを受けるものだという事が良く分かります。
どちらも必ず受容までの段階までいくとは限りません。1 ⇔ 5 の間を行ったり来たりのようです。
続柄による負担感の違い
夫婦の介護
子に迷惑はかけない=閉塞・配偶者のみの介護へ
介護への専念=経済的負担
実の親の介護
以前のしっかりした姿=現在の状況は受け入れにくい
遠慮のなさ=両者の葛藤
娘の場合=周囲から介護して当たり前
男性の介護
介護力の低さ(特に食事で困る)
家事との両立が難しい
介護負担を減らすための4つのポイント
①介護者家族が健康でいること(支援者⇒「大丈夫ですか」の声かけ)
②サービスを上手く使うこと
③介護者家族が相談できる人と場所を持っていること
④補助介護者がいること
地域で出来る支援
認知症サポーター
平成27年までで全国に合計 7,503,883人
とくに認知症サポーターには何かを特別にやってもらうものではありません。
認知症を正しく理解してもらい、認知症の人や家族を温かく見守る応援者になってもらいます。
そのうえで自分のできる範囲で活動できればいいのです。
・友人や家族にその知識を伝える。
・認知症になった人や家族の気持ちを理解するよう努める。
・隣人、商店、交通機関、働く人として、できる範囲で手助けをする。
…など活動内容は人それぞれです。
認知症を正しく理解してもらい、認知症の人や家族を温かく見守る応援者になってもらいます。
そのうえで自分のできる範囲で活動できればいいのです。
・友人や家族にその知識を伝える。
・認知症になった人や家族の気持ちを理解するよう努める。
・隣人、商店、交通機関、働く人として、できる範囲で手助けをする。
…など活動内容は人それぞれです。
認知症の人と家族会
・同じ介護家族や専門職から認知症と介護の情報を得られる。
・第3者が入ること、他の家族との接触による孤立感、負担感の解消ができる。
・他者に受容されることでの自信や自尊心の回復できる。
まとめ
介護は家族だけで担う時代ではなくなった。
介護は地域全体で。
介護者家族の介護している背景を知る。
支援者はその背景を理解しつつ、介護者家族の気持ちも理解して支援していく。
支援のやり方には、様々な方法があるため、多くの情報を知っておく必要がある。
まとめてみました。
へいへーい
まとめてみました。
へいへーい
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