2019年3月3日日曜日

介護でおこる認知バイアス 其の⑤ 情報バイアス

認知バイアス Wikipedia
客観的に情報を受け取れず、偏った思考をもたらすこと。

認知とは
心理学で、知識を得る働き、すなわち知覚・記憶・推論・問題解決などの知的活動を総称する。

バイアスとは
先入観、偏見

対人援助の介護の分野で認知バイアスは、よくよく起こります。

認知バイアスといっても色々な種類があるので、一つ一つの項目を介護現場によくあることで照らし合わせていきます。

情報バイアス

たくさんの情報を集めるとよい判断ができる。と思ってしまうこと。
実際は必要のない情報や似ている情報を過多に集め、決定までに効率が悪かったり、間違ってしまう結果になる。

介護の現場では情報があふれています。

利用者の状況 利用者の意向
家族それぞれの状況 家族それぞれの意向
職員の状況  職員の意向
他専門職の判断 他専門職の意向
環境の状況


事を進めるうえで情報を全部拾っていると情報収集で力尽きたり目的が収集だけになってしまいます。

でも利用者の大切な人生を検討していくのはかなり難しいです。パターナリズムになってもいけません。

しかし利用者の状況は刻々と変化していきます。介護は「走りながら考える」が基本です。


そこで大切なのは「情報抽出力」が大切だと感じています。

①とらえておく情報はどこにあるか把握しておく。

②利用者に家族に選択してもらえる情報を提供する。専門的に見たメリットとデメリットも。

③職員に決定事項だけでなく情報の過程も伝える。


共通認識や判断力を培うのにも必要な項目だと感じています。
あわせて小PDCAサイクルも見ていただけるとわかりやすいと思います。

ではでは

2019年3月2日土曜日

介護でおこる認知バイアス 其の④ 後知恵バイアス 

認知バイアス Wikipedia
客観的に情報を受け取れず、偏った思考をもたらすこと。

認知とは
心理学で、知識を得る働き、すなわち知覚・記憶・推論・問題解決などの知的活動を総称する。

バイアスとは
先入観、偏見

対人援助の介護の分野で認知バイアスは、よくよく起こります。

認知バイアスといっても色々な種類があるので、一つ一つの項目を介護現場によくあることで照らし合わせていきます。


後知恵バイアス Wikipedia

問題が起こったあとに「そうなると思ってた」って良くいう人いますよね。

これは予想ではないんです。
予想とは事前に告げている事が前提です。

起こった後では“私は分かっていた”と承認欲求を満たそうとしているだけです。
新たな問題で、“分かっていたのに解決へ運ぶ行動をしなかったあなた”も浮かびます。

もしくは問題の対象者へ“あの人は○○が足らない”そういったレッテル張りをしていることになります。

もしくはもしくは主立って問題解決をする人のストレス解消(防衛機制)のための言葉なのでしょう。


問題が起こった場合、今後は起こらないようにする。これを全体で考え行動することが必要です。
責任追及や予測不足は大切です。リスマネジメントにおいて大切なのは風土を作る。継続する雰囲気を作る。という事が必要になります。
詳しくは小PDCAサイクルをご覧ください。

頑張っていきましょー。
ではでは